36.少子化の時代に思うこと:私の場合
赤ちゃん誕生!本当にうれしい瞬間でした。私にとっては、人生の意味の一つが分かった瞬間でした。
私自身はたぶん今の流行りで言うと、少々学習障害があるというか、授業中教科書を開かないし、ノートもとらないし、周りと合わせられない変な学童でした。「死ぬのが怖くて、怖くてたまらなくて、夜寝るのが怖く」「なんのために生まれてきたのか、わからなくて不安で、なんでいつか死ぬのに生まれてきてしまったのだ」みたいなことを考えて、考えて、オネショをいつまでもしていたような子供でした。私の母はとても苦労して育ててくれたのではないでしょうか。小学6年生の時に、それを姉に相談しました。姉は「智子もそんなことを考えられるだけ、大きくなったんやね」と言いました。たった一言、その苦しい状態の自分を肯定して認めてもらえたことで、考えるのをやめました。まあ、単純というか「ホンマに悩んでいたのか?」と突っ込まれそうなのですが、とりあえず姉に相談してからは、そんなに考えなくなりました。答えはわからないままだったのですが。。。回答の先送りです。そのうち、もっと大きくなったらわかるかもしれないと考えたのかもしれません。
そして私は娘を生んだ瞬間に「私はこの子を産むために生まれてきたのだ」と幼い時からの疑問の一つの答えをもらったのです。心の底からそう思いました。人生の大きな疑問が解けたような気がしました。身体的には、様々なホルモンの作用で感情の起伏も激しくなり、正常な感覚ではなかったのかもしれません。でも、その時には本当にそう思ったのです。自分で最も感動した瞬間だったのです。
今は「少子化」のご時勢で、赤ちゃんを産めない、産まない女性が多くなっています。世の中的に「子供産まない女性を非難している」ように感じるのは私だけでしょうか。自分の生き方、キャリア、お金、住宅、婚姻年齢の上昇、女性就業率の上昇、様々な要因が少子化の原因と言われています。それなりに、出産可能年齢の女性たちは、考え、悩み、苦しんでいるのだと思います。女性は子供を産むべきなんて全く思いません。他人にどうこう言われることでない。産みたい人には安心して産める世の中であれば良いし、産まない人や産めない人も「そういうのもありやん」と胸張って生きてほしいなと思います。
私から一言アドバイスをするなら、「特に何も考えずに子供産んでも、人生の答えがもらえたりする」ので、いろいろ考えるのを止めてみるのも良いかなと思います。
そして最後に宣伝:「鍼灸は不妊にも効果が期待できます」ということです。身体の自律神経のバランスを整えて、身体と心と整えて、妊娠しやすい体調にもっていくことが期待できます。是非お試しあれ!