心と身体の養生ブログ~65.後悔は自分をあきらめていない証拠である

 北斗の拳の名台詞「我が生涯に一片の悔いなし」ってのがあるんだけど、私なんて「後悔だらけ」の人生です。「人生をもう一度やり直せるとしたら、いつから?」て質問に対しても、時点が多すぎて困ってしまう。「中学生の時に、好きだった人に伝えたかった」、「高校の時にもっとちゃんと勉強しとけばよかった」、「大学の時に、満員の電車で先生の悪口を言わなければよかった(すぐ後ろに当人が立っていて、めちゃめちゃバツが悪く。その後のことは語りたくない・・・)」、若気の至りの結婚もそうだ。「結婚なんて若気の至りでないとできないものだ」とこの年になると人生を悟ってしまう。子育てだって、もっとちゃんと考えてやればよかったなあとか、親孝行をもっとしておけばよかったとか、あらゆる時点で後悔している。やればよかったこと、やらなければよかったこと、言えばよかったこと、言わなければよかったことなどが多すぎる。

 でもって、私の優れた才能である自分大好き性格によりこれらの数多ある後悔を、肯定的に自己の中に統合するのです。曰く「後悔は自分をあきらめていない証拠である」と。

 たくさんの人に迷惑を掛けました。たくさんのことで傷つけもしました。そのすべてが今の自分を作ってくれています。知らないうちに人を傷つけているはずだから、これからの他の人に優しくしよう。こんな私の周りにいてくれる友人たちに感謝しよう。ぐうたらで怠け者だったけど、これからもたぶんぐうたらで怠け者は治らないから、せめて反省だけは随時しよう。反省だけなら猿でもできるというし。あれもこれもすべてをひっくるめて自分の人生。「後悔だらけの我が人生を心から愛し、感謝する」というのが私の気持ちです。人生はまだまだこれからも続くので、これからも後悔と上手に付き合って、感謝しながら生きていこう。