歯の話で付け加えたいのは、本当に「歯は大切」と心から思っているということです。
私の母は8020どころか、90歳でも(差し歯とかはあるけど)自分の歯で食べられることが自慢でした。硬いお煎餅でも食べられるとよく自慢していました。その母も亡くなる1年ほど前に、一部入れ歯になって、食べる量が減っていき、それからみるみる弱ってしまいました。自分の歯で食べることが、母の生きる力の源泉だったような気がします。
一方、私の標語で「食べることは生きること」というのがあります。食べること・食べ方・食物への接し方には、その人の人生が表れていると思います。食べることが好きな人は、人生を楽しんでいると思います。好き嫌いなく何でも食べる人は、ヒトに対してもあまり好き嫌いがないように思います。
何でも美味しくいただけるように、歯を大切にしています。