心と身体の養生ブログ~72.誰だって健康でいたい

誰もが健康に過ごしたいと願っています。これは間違いない。たまに「長生きはしたくない」と言う方はいても、「死ぬまで健康に過ごしたい」と誰もが願っています。これも変な表現です。誰でも、事故や災害や突然死で亡くなる以外、死の直前は何らかの疾病に罹って、「薬石無効、治療の甲斐なく」あの世とやらに旅立つのですから、少なくとも死ぬ直前は「病気=健康でない」なわけです。

なので、とりあえず「できる限りの最期まで、人様のお世話にならず、自立して生きる」ための「健康」を目指したい。なにも42.195㎞のフルマラソンを走れるようになりたいわけではありません。

「健康」になるために、各々が様々な知識を仕入れて、努力して「意識高い系」の生活をして、健康に気を付けて健康的な生活を送っていても、必ず健康を維持できるわけではありません。それどころか「歯磨きなんてほとんどしていないのに、虫歯が一本もない人」や「エステも高い化粧品も使ってないけど、お肌がツルツルの人」や「好きなものを好きなだけ食べているのに、まったく太らない人」や「煙草も吸うし、酒もガンガン飲んでいるけど、ガンにもならないし、血液データはすべて正常な(信じられないような)人」や「60歳を過ぎてフルマラソンを走ってしまう(嘘みたいに信じられない)人」や「ガンで余命宣告をされた後に、抗ガン剤治療も手術も拒否して、自力でガンを克服した(奇跡のような)人」もいます。

すべてが「生命の不思議であり、奇跡だ」と思います。私たちの知っている知識なんて、なんと薄いんだろうと。