19.ブレスローの7つの健康習慣 4)睡眠時間は7時間
皆さんは夜、ぐっすりと眠られていますか?
1日に7-8時間の睡眠の人の死亡率が最も低いというデータはあるのですが、いわゆるshort sleeperの人は4―5時間の睡眠でも元気に活動しています。また睡眠の質が悪く、何時間寝ても疲れが取れないという人もいます。
健康や長生きという観点で見れば、睡眠時間は人それぞれで、自分が「よく眠れた!」と気分よく朝目覚めることができればOKでしょう。あくまでも統計的にデータを取って処理したら、7-8時間寝ている人が最も長生きでした、というだけの話です。ちなみに、8時間以上眠ると、それはそれで健康によくないそうです。
夜、ぐっすりと眠りたいと多くの人が悩んでおられるのも事実です。「若いときは、24時間ぶっ続けで寝られたのに、今じゃ、2時間ごとに目が覚める」なんて言う人は周りにいませんか?そしてひとたび目が覚めて、トイレにでも行こうものなら、もう寝付けない。朝までモンモンと過ごしたなんて話になります。加齢とともに睡眠の質が下がってくるのは事実です。またストレスは老若男女問わず大きな睡眠障害の原因となります。自律神経が乱れると、夜ぐっすりと眠れません。夜眠るときには、自律神経の副交感神経が活性化して身体を休めて、眠りにつくことができるのですが、加齢やストレス、心身の疾病によって自律神経が乱れると眠れなくなります。先に述べたように、鍼灸は自律神経を整える効果が期待できます。鍼灸を受けて、夜ぐっすり眠ってもらいたいと思います。