59.売春防止法
デリケートな問題なのですが、どうしてもモヤモヤしているので、ちょいと書きます。私、TVなどで「新大久保の立ちん坊」や「大阪あべの近辺の立ちん坊」とかのニュースを見ていて、売春防止法は何なんだろうかと思うのです。戦前は赤線とかいうものがあって、女性の性を売る場所がありました。戦後、売春は禁じられているのですが、法律でいくら禁じても「売る人」と「買う人」がなくならない。これは「必要悪?」なのでしょうか。人類の一番最初のお仕事が売春だそうです。昔は(よう知らんけど)「お家が貧しくて、借金のカタに女の子が女郎屋に売られて、性を売る」なんて物語があって、そのパターンをステレオタイプに信じているけれど、現状はそうじゃない感じがします。今のステレオタイプって「ホストに貢いで借金して、その返済のために売春」するとか「推し活のために売春」するとか、とても貧しくて食べられなくて売春するという感じではない。無理やり拘束されて、嫌々売春をしている感じではない。法律で禁じられているから、一応コソコソしているけど、売春することに躊躇していない。手っ取り早くお金を得る手段として売春している。
私は自分が女だからかもしれませんが、売春する女性は軽蔑するけど、買う男性はもっと罪が大きいと思う。
法律で禁止するから、アンダーグラウンドに潜ってしまう。今、ひそかに若い人たちに「梅毒」が増えてきています。アンダーグラウンドでの売春は、物理的な危険もあるけど、医療的・公衆衛生学的にも大変危険だと思います。
オランダで「飾り窓」を視察したことがあります。オランダの飾り窓は、明るい「売春というビジネス」でした。オランダの飾り窓で働く売春婦は、収入からきちんと税金を払い、毎月健康診断も受けて、国に認められた職業として働いています。後ろめたさや暗いイメージはなく、玄関の前でニコニコとトップレスで客引きをしていたり、そこに観光にやってきた若いお兄さんたちもニコニコしていました。まだこういう方が良いな。 とはいえ、私はそういうところに遊びに行く男性は尊敬できない。。。(まあ、「お前に尊敬されなくても全然平気やわ」と言われそうですけど)