対象とする症状と疾患

11.喘息

喘息には大きくは心臓喘息と気管支喘息がありますが、鍼灸の対象となるのは気管支喘息です。鍼灸では、自律神経を整えるとともに東洋医学的にみて腎気虚や痰湿の有無などの体質を判断して施術を行います。

【対象となる疾患】

  • 気管支喘息

【西洋医学からみた取穴(鍼灸師向け)】

気管支喘息:
自律神経の調整、気道の過敏性の抑制
天突、中府、身柱、肺兪、膈兪

【東洋医学からみた解説(鍼灸師向け)】

①風寒(実証:宣肺去邪
②痰熱(実証:清熱化火
合谷、豊隆、ダン中、中府、孔最
③肺気虚(虚証:補益肺気
④脾気虚(虚証:補益脾気
⑤腎気虚(虚証:補益腎気
肺兪、太淵、腎兪、太谿、足三里