対象とする症状と疾患

19.肩こり

最も多い症候の一つです。日々の生活の中での疲労として感じられることが多いのですが、頸椎疾患、耳鼻科、眼科、歯科疾患、内科疾患から不定愁訴(更年期障害、自律神経失調症など)として訴えられることが多い症候です。

【対象となる疾患】

  • 肩こり

【西洋医学からみた取穴(鍼灸師向け)】

過剰使用による筋疲労、精神的緊張、自律神経失調など
天柱、風池、肩井、膏肓、身柱

【東洋医学からみた解説(鍼灸師向け)】

肩こりの原因:
①風寒の邪(実証:疎風散寒
②肝陽の亢進(高血圧によくみられる)(虚実挟雑症:平肝潜陽
③肝血の不足(虚証:補益肝血
至陽、天柱、肩井、三陰交、血海
④寒飲(実証:温陽化飲
⑤気滞血瘀(実証:理気活血
至陽、肩井、膈兪、太衝、陽陵泉