対象とする症状と疾患

33.疲労・倦怠

原疾患があっておこる病的な場合と、長時間の労働や運動、緊張によって生じる生理的な反応としてのものがあります。

【対象となる疾患】

  • 生理的疲労・倦怠

【西洋医学からみた取穴(鍼灸師向け)】

生理的疲労・倦怠:
肩こり、腰痛などの愁訴を伴うのでそれに対応し、以下加える。
肩井、腎兪、中脘、手三里、足三里

【東洋医学からみた解説(鍼灸師向け)】

気虚、脾虚、腎虚、湿、五労:
産後・病後の気血不足、五労七情による精気の損傷、房事過多による元気の損傷、飲食不節による脾胃虚弱・痰湿、心労による神気の損傷、先天不足、腎気虚
①痰湿による倦怠
脾気虚、脾陽虚と痰湿の虚実挟雑証:化湿去痰
関元、中脘、陰陽虚、足三里、豊隆
②脾気虚による倦怠
任脈、足太陰経穴:補気健脾
関元、気海、中脘、三陰交、足三里