対象とする症状と疾患

37.スポーツ障害

スポーツが原因で生じる症状をざっくりとまとめました。
スポーツ鍼灸という分野もあり、より専門的な知識や経験が必要です。

  1. 運動性肩関節痛(野球肩)
    三角筋(臑会、臑兪、肩貞)、上腕二頭筋(結節間溝、天府、侠伯)、棘上筋(曲垣、秉風)、僧帽筋(肩井、肩外兪)、 広背筋(腎兪、志室)、その他(肩関節周囲の運動痛・圧迫部位、硬結部位)
  2. 運動性肘関節痛(テニス肘)
    上腕骨外側上顆(曲池、肘髎)、肘頭(天井)、前腕伸筋群(手三里、陽池)、肘窩(尺沢、曲沢)、上腕骨内側上顆(小海、少海)、前腕屈筋群(支正、大陵)その他(肘関節周囲の運動痛・圧迫部位、硬結部位)
  3. 運動性腰痛
    腰痛のページを参照してください。
  4. 運動性膝関節痛(ジャンパー膝)
    膝蓋靱帯(犢鼻、内・外膝眼)、大腿四頭筋(血海、梁丘)、脛骨外側(足三里、陽陵泉)、脛骨内側(陰陵泉(鵞足部))、その他(膝蓋骨周囲、大腿四頭筋の有痛部位)
  5. 運動性下肢痛(アキレス腱炎)
    腓腹筋(承筋、承山)、ヒラメ筋(飛陽、築賓)、アキレス腱(崑崙、太谿)、その他(限局された痛みが出やすいため、経穴にとらわれない取穴と行う)