対象とする症状と疾患

6.鼻閉・鼻汁

鼻炎、慢性副鼻腔炎による鼻閉、鼻漏は程度により症状の改善が期待できますが、鍼灸の対応となるのは鼻過敏症です。自律神経機能を調整し、恒常性保持機能を向上させて鼻症状の改善を図ります。

【対象となる疾患】

  • 鼻過敏症(アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎)

【西洋医学からみた取穴(鍼灸師向け)】

アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎
*鼻部:迎香、攅竹
*後頭部:風池

【東洋医学からみた解説(鍼灸師向け)】

鼻淵(鼻閉、生臭い鼻汁、嗅覚減退のこと)の原因と治療
肝胆の鬱熱(実証:清泄肝胆)
太衝、風池、陽陵泉、上星、迎香
脾系の湿熱(実証:清熱去湿)
肺気虚(虚実挟雑症:補肺益気)
上星、迎香、肺兪、太淵、太谿
脾気虚(虚実挟雑症:健脾益気)